Argosvix

Helicone の代替を探している方へ — Argosvix との違い

Helicone は堅実なオープンソースの LLM 監視ツール兼 AI ゲートウェイです。接続先の URL を差し替えるだけで全リクエストが記録され、Apache-2.0 でセルフホストもできます。2026 年 3 月にチームが Mintlify 社へ合流し、サービスはメンテナンスモードに移行しました。セキュリティ更新・新モデル対応・バグ修正は続きますが、今後の新機能開発は表明されていません。

このページは、Helicone を使っている・検討した方が次の土台を選ぶための事実ベースの比較です。セルフホストのように Helicone が明確に勝る点は、勝ると書いています。

先に結論

Helicone が合うのは

  • Apache-2.0 のオープンソースをセルフホストすることが必須条件の場合
  • 欲しいのは主にゲートウェイで、URL 差し替え 1 箇所・100 以上のモデル・フェイルオーバーが目的の場合
  • メンテナンスモードでも、動き続けてくれれば十分な場合

Argosvix が合うのは

  • 見張り自体を任せたい場合 — AI が 15 分ごとに記録を走査し、気づきを承認箱に届けます
  • 会話の中で運用したい場合 — MCP ツールは 87 個、半分以上が書き込み系(アラート・予算・プロンプト・承認)です
  • 個人向けの定額が欲しい場合 — 月 1,980 円で 100 万呼び出しまで、従量課金なし
  • 新しい機能が今も出続けているツールを選びたい場合

違い 1: 経路に入るプロキシか、外から包むか

Helicone の主軸はプロキシ方式です。接続先をゲートウェイに向けるだけで導入でき、ルーティングやフェイルオーバーも付いてきます。その引き換えに、本番の全呼び出しがプロキシを経由します。

Argosvix はクライアントを 1 行で包みます(wrap(new OpenAI()))。記録は呼び出しの横で行われ、記録が失敗してもアプリの呼び出し自体は成功する設計です。経路に余計な中継は入りません。

違い 2: メンテナンスモードか、開発が続いているか

買収の後には、どうしてもこの問いが残ります。

「このツールは 1 年後も良くなり続けているだろうか」

「機能の要望はどこに出せばいいのだろう」

Helicone の公式発表はセキュリティ更新・新モデル・バグ修正の継続を約束しており、投げ出しではなく誠実な縮退です。Argosvix は逆の局面にいます。AI による見張り、安全性分類、評価、MCP の操作面は、いずれもこの数ヶ月に出荷されたものです。

違い 3: 料金のかたち

ArgosvixHelicone
無料枠月 50,000 呼び出し・保持 30 日月 10,000 リクエスト・保持 7 日(2026 年 7 月時点)
有料¥1,980/月・定額(100 万呼び出し・90 日・従量課金なし)Pro $79/月 + 従量、Team $799/月(2026 年 7 月時点)
セルフホストなし(SaaS のみ)可(Apache-2.0、Docker/Helm)

セルフホストが条件なら、この行は Helicone の勝ちです。毎月の請求を読める金額にしたいなら、従量計算のない定額が効いてきます。

違い 4: MCP サーバーで何ができるか

どちらの製品にも MCP サーバーがあります。これだけでも Helicone は業界の中で進んでいる方です。Helicone のツールは観測データの照会が中心で、リクエスト検索・セッション確認・コストやレイテンシの取得ができます。

Argosvix は MCP を閲覧用ではなく主要な操作面として扱います。87 ツールのうち半分以上が書き込み系で、アラートの作成や停止、予算の引き上げ、プロンプトのデプロイとロールバック、評価の実行、提案の承認と却下までできます。目標は、そもそも画面を開かなくて済むことです。

移行について

接続先の URL をプロバイダーに戻し、1 行足すだけです(wrap(new OpenAI()))。npx @argosvix/cli init で API キー・SDK・MCP 設定まで 1 コマンドで整い、無料枠にカード登録は不要です。

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